2006年 04月 25日
異所性尿管 or 尿道括約筋機能不全可能性有りで、近いうちに検査を受ける予定です。
数ヶ月前から寝ている時に少量の失禁がごくたま〜にあったのですが
一昨日リビングのクッションで寝ていた時に普通のおしっこの量を
失禁してしまい、これはやっぱりおかしいと思って先生に電話で
相談したところ、このどちらかの可能性があるとの事。
今までの経緯から推測すると、持続的な失禁ではないので
先天性の可能性は少ないような気がするけど、検査を受けて
みない事には分かりません。
どっちにせよ、最悪の場合、手術の可能性もあるので心配・・・。
【異所性尿管】
先天性の原因で、若齢の純血種のメスに多く見られます。腎臓で作られた尿は、尿管という管を通って、膀胱に一時たまり、膀胱がいっぱいになると排尿されます。異所性尿管は、本来、腎臓から膀胱へつながっているはずの尿管が膀胱以外の場所につながっているため、失禁がおきるというものです。
異所性尿管の患者は、持続的な尿失禁をしながらも、随意的に排尿することもできるという病歴がみられます。つねに会陰部や後肢の毛が濡れているといった症状も見られます。異所性尿管かどうかは、泌尿器のレントゲン検査で尿路造影検査をすることによって確認することができます。治療は、尿管を正常な位置にもどす外科手術となりますが、必ずしもすべての例で手術が可能というわけではありません。
【尿道括約筋機能不全】
症状は異所性尿管とほぼ同様ですが、尿路造影検査によって異所性尿管ではないことが確定された場合に、この病気が疑われます。
この病気は、女性ホルモン剤の投薬で効果が見られることがあるため、不妊手術との関連が疑われていました。しかし、ほとんどの尿失禁が、手術後数年経ってから見られること、不妊手術を受けた犬の4%にしか発症しないこと、不妊手術を受けていない犬にも見られることから、必ずしも不妊手術との関連性はないと考えられています。
現在のところでは、神経系統の異常を含む複数の要因、たとえば肥満や運動不足などが原因ではないかと考えられています。内科療法で反応しない場合は、外科手術の方法もあります。
(ACプラザ苅谷動物病院 葛西橋通り病院 副院長 岡田 尚子先生)
by jyamamoo
| 2006-04-25 09:27
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